1957年12月13日、京都府に生まれる。
【任天堂・ゲーム】
1980年、任天堂に入社。開発二部のち開発一部に所属。業務用テレビゲームのサウンド設計、「ゲーム&ウオッチ」の企画開発、プログラムにはじまり「ファミリーコンピュータ」「 ゲームボーイ」等の音源ハードウェアの仕様設計および開発に携わる。
「Hip Tanaka」「Hiro(kazu)”Hip”Tanaka」「H Tanaka」「Hirokazu Tanaka」として同社の人気ゲームソフト「レッキングクルー」「ドクターマリオ」「バルーンファイト」「ディスク版メトロイド」「パルテナの鏡」「スーパーマリオランド」「テトリス」「マザー」「マザー2」(鈴木慶一と共作)など多数の音楽作曲、効果音制作、サウンドプログラムを手がける。
また、1998年「ポケットカメラ」「ポケットプリンタ」などといったゲームボーイ周辺機器の企画・開発も自ら行う。1999年任天堂退社。2008年発売の任天堂「Wii」のソフト「スマブラX」、2014年「大乱闘スマッシュブラザーズ WiiU/3DS」においては「Hirokazu Tanaka.ex」名義でゲーム音楽の編曲を担当。
【その他】
プライベートな音楽活動として1977年から関西を中心にキーボーディストとして数々のロックバンドで活躍する。1979年文化放送ほか民放6局、日清製粉主催「全日本アマチュアフォークコンテスト(ハッピー・フォークコンテスト)」で優勝。バンドはデビューするものの任天堂へ入社。
その後、ギタリストとしてレゲエバンドを大阪で結成、80年代はレゲエサンスプラッシュ(大阪)に出演するほか、ジャマイカのリズムセクションSly&Robbieの公演のフロントアクトをつとめる。
また、地元、大阪、京都、神戸のライブハウスのみならず、クラブチッタ川崎、渋谷エッグマンなど、関東でも精力的に活動する。1994年「Hirokazu」名義で「パチンコマン」で有名な大阪のレゲエダンスホールシンガー「Boogie Man」のトラックメーカー、コンポーザーとしてCDに参加。
【たなかひろかず】
1997年以降は「たなかひろかず」名義でTVアニメ、映画「ポケットモンスター」シリーズの主題歌、エンディングテーマの大半を作編曲しヒットを飛ばす。1998年公開の映画ポケットモンスター「ミュウツーの逆襲」エンディング曲「風といっしょに」を小林幸子が同年「NHK紅白歌合戦」で熱唱。
以降、酒井法子、竹中直人、ベッキー、森公美子、藤井フミヤ、遠藤久美子、岩崎宏美、ホワイトベリー、中川翔子、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、遊助(上地雄輔)、JDee’z、他らに曲を提供している。
また、「NHKみんなのうた」へは2002年?2009年の間に5曲の楽曲を提供。2005年「とのさまガエル」(語り:石坂浩二)ではユニット名2who’zのボーカルとして自ら歌うなど、個性的でバラエティーに富む曲の数々を披露している。
【Chip Tanaka 大人ブランコ Acerola Beach】
- 2007年
- 新木場STUDIO COASTで開催された「EXTRA ~HYPER GAME MUSIC EVENT 2007」のDJステージに参加。往年のファミコンサウンドを自らRemixし好評を博す。
以降「大人ブランコ」「Chip tanaka」「Acerola Beach」名義で都内クラブでのイベントに参加するなどDJライブ活動を行っている。 - 2015年
- オーストラリアのメルボルンでライブ行う。
- 2017年11月
- 1stソロアルバム「Django」 プライベートレーベルよりリリース!
- 2018年5月
- 「Greenroom Festival」 出演
- 2018年7月
- 「FUJI ROCK FESTIVAL」 RED MARQUEE出演
- 2018年11月
- 「Diggin’In The Carts」 スゥエーデン ストックホルム出演
- 2019年7月
- 「GANKE FES 2019」 出演
- 2020年6月
- DAOKOとのコラボ曲「帰りたい!配信開始
- 2020年7月
- 2ndソロアルバム「Domingo」 プライベートレーベルよりリリース!
【Hip Tanaka.β】
2011年東日本大震災を受けた日本を支援する為、世界中のゲーム音楽家が集まり制作されたチャリティーアルバム「Play For Japan:The Album」に”Hip Tanaka.β”として参加。