2011.04.13 カテゴリー:Daily Life
04/13/2011 Never Let Me Go
カズオ・イシグロ(英国)の書いた小説の映画化。
(観た人じゃないと伝わらない内容で申し訳ない、、)
内容は、一言では言えず、最初は基本恋愛映画なのか、?!
と思ったのですが、ぜんぜん違いました。
三角関係のような恋愛がずーっと物語の中を貫いていますが
そんな単純な事ではないです。
少しづつ物語の秘密が明らかになっていく、
その展開もとてもよかった。
特に、この映画、実際、小説読んだり映画みないと伝わらない
ものがあまりにも多いのではないかなぁ、
その物語の設定そのものがSF的だったりするんですよ、
実際映像みてると、現代劇にしか見えないけれど。
SFというのは言い過ぎですが、物語の設定がとても独特です。
僕自身、小説に関してまったく詳しくないけれど
とても独特で不思議な世界観をもった物語だと強く思った。
いい映画かどうか?みたいな事超えて、とても強い構造もってる。
実は、映画が扱ってる様々なテーマはとても深く重い。
けれど、
子供時代の特殊性、普遍性みないな事がしっかり描かれ
最後までその事がちゃんと心のどこかに残ってる。
で、観終わったとき、あぁ、正に「人」が創造した物語だ、と
なんだろなぁ、当たり前のことなんだけど、
それってもちろん映画に対して思ってるんだけども
この原作の作家さんの批判精神、創造性みたいな事
にジンワリ、感動した。
最後に
邦題の「私を離さないで」(Never Let Me Go)英語のタイトルも
含め、ほんとにこの作品にふさわしいタイトルだなぁ、と
つまらない邦題の映画多いけれど、これは、もう、このタイトルに
たくさんの意味が表れてる、と感じたし、これ以外にない、ぐらい
相応しいと思った。
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